樹木がくれる豊かな恩恵を守るために —— 科学的な樹木診断と安全管理

2026年9月7日

近年、台風や老朽化に伴う樹木の倒壊や枝折れによる事故がニュースなどで取り沙汰されることが増えてきました。「安全のために伐採するしかないのだろうか」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、樹木が存在する限りリスクをゼロにすることはできません。しかし、樹木は私たちにそれ以上の大きな恩恵(メリット)を与えてくれています。夏の厳しい日差しを遮る心地よい「木陰」、美しい景観、そして心を癒やす緑や清らかな空気——。リスクがあるからといってすべてを伐採してしまうのは、あまりにも惜しいことです。

私たちの仕事は、「樹木の恩恵はそのままに、倒壊や事故のリスクだけを最小限に抑えること」です。

そのためには、長年の経験やカンだけに頼るのではなく、科学的な根拠に基づいた適切な樹木診断を行い、樹木の健康状態と危険度を正確に把握することが欠かせません。

当社の樹木診断システム(3つのステップ)
当社では、樹木の「声(ボディランゲージ)」を聞き逃さないよう、状態に応じた段階的な診断を行っています。

① 初期診断(スクリーニング)
まずは樹木全体の概観をチェックします。樹木は傷みや不調を外観(ボディランゲージ)で発信しています。全体として生きているか・枯れているか、大きな空洞や著しい傾きはないかなど、「倒れる危険性の有無」を中心に迅速に確認します。

② VTA診断(Visual Tree Assessment)
樹木力学の世界的権威であるクラウスマテック氏(ドイツ)が提唱した専門的な診断手法です。
木槌による打診や鋼棒(アセスメントバー)を用いた検査で、幹や根株内部の空洞・腐朽を調べます。さらに、樹木全体のバランス、枝の張り方、重心の位置などを総合的に診て、危険度を総合的に判断します。

③ 精密機器・詳細診断
初期診断やVTA診断でさらに詳しい調査が必要と判断された場合、より高度な技術を用いて深く分析します。

ロープクライミング調査:高所の枝や幹の状態を間近で確認

精密機器診断:樹木内部の腐朽度合いを科学的に測定

顕微鏡検査・荷重試験:病原菌の特定や構造的な強度の測定

お気軽にご相談ください
当社は、簡易的な初期チェックから高度な精密診断まで、あらゆるレベルの樹木診断に対応可能です。

樹木医としての専門知識と科学的な診断データを組み合わせ、大切な樹木をできる限り残しながら、安全で快適な環境づくりをご提案いたします。

「庭の木が倒れないか心配」「街路樹や敷地内の樹木の安全性を確認したい」といったお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。


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