滋賀県 湖南市 国宝 長寿寺 スギのケーブリング

2024年3月31日

滋賀県湖南市にあります。
国宝 長寿寺様にて 本堂に倒れてしまう可能性があるスギの巨木の樹冠を約7m下げてケーブリングを
させていただきました。

樹木を維持管理する上でリスク管理はとても重要です。
そこがアーボリストの真骨頂です。

このスギは残念ですが心材腐朽菌に侵されて支持力が低下しています。
そのために倒壊してしまったら国宝である本堂に当たってしまう可能性があります。

伐ってしまうのは簡単ですしその木に対してのリスクもなくなります。
じゃあ、伐ってしまうとその樹木に生きている昆虫や菌類、微生物など様々な生き物の棲家がなくなってしまいます。また、残った隣の樹木たちに風の莫大な影響がでて枝折れ、倒壊の危険性が高くなります。
長寿寺の住職とお話しさせていただき、倒壊しても届かない距離まで樹冠部を下げてケーブリングという技術で樹木を支えてサポートしてあげる方法を取らせていただきました。

アーボリストと樹木医の両方の技術や知恵を最大限に働かせてがんばせていただきました。

今後もしっかり見護っていきたいと思います。